-あらゆるジャンルを取り込み融合した常識を凌駕する ポーランド発の新鋭エクスペリメンタルジャス-
残響レコードがレーベル内に新レーベル「残響Jazz」を設立。このレーベルでは従来の Jazzではなく、一歩先を進む前衛的で実験的な新しいタイプのJazzを積極的にリリースし ていく予定。その第一段アーティストとして、Contemporary Noise Sextetを1月にリリ ース。
KUBA KAPSA(ピアノ&作曲)率いるContemporary Noise Sextetはポーランド発のエ クスペリメンタルジャズバンドである。グラインドコアやパンクジャズの爆発的パンチを見 せつけられたと思ったら、メランコリックかつ艶かしくもあるチューンに繋がったり、 Ornette ColemanやDon Cherryを連想するフリージャズかと思いきや、疾走感溢れるブ レイクビーツやメロウなトリップホップの要素をロックなアプローチで盛り込む。
エクスペリメンタルジャズというと難しそうで入りにくそうなイメージを抱きがちだが彼ら の音楽は全然そんなことはなく、むしろ入り込みやすく、アルバム中にリスナーが親しみ を持てる箇所が散りばめられている。もちろんエクスペリメンタルなだけあって繊細な音か らは予測できない攻撃的なプレイや既成概念を覆す急展開は「次に何がくるのか!?」と リスナーをドキドキさせる。
Naked City、Jaga Jazzist、E.S.T.、Mr. Bungle、Medeski, Martin & Woodなどのファ ンだけでなく、ジャズを聴き慣れていないがジャズに興味のあるリスナーは要チェック。
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1. Unaffected Thought Flow (Part 1)
2. A Girl Killed Nicely
3. Procession In Th Fog (With The Barking Dogs)
4. Nautilius
5. New Machine On The Dance Floor
6. No Marks, No Body, Not Guilty
7. Zero Gravity 8. Unaffected Thought Flow (Part 2)